天城町立 西阿木名中学校 草木染めの学び


西阿木名中学校の生徒は7名。


少人数だからこその特色を生かした活動が多くなされています。


5月30日〜31日、与名間集落にある与名間バンガローにて


1泊2日の体験学習が行われました。


海のアクティビティから染物体験、郷土料理作りや、星空観察。


楽しいことてんこ盛りの活動の中に、海岸清掃も組み込まれていました。


こういった活動が、美しい海の保全につながっているんだと思います。



今回は染物体験の時に

私も少し見に行かせていただきました!!



草木染め経験の豊富なお二人の講師が

きてくださいました。


染めの歴史や生地のことなど

現物をご用意してくださりながら

わかりやすく説明をしてくださいました。




今回使う草木は、

テーチ木(車輪梅)とフク木です。


テーチ木は奄美大島の泥染で利用されている木です。


色にどんな違いが出るのでしょう。


楽しみです。



用意された木綿のハンカチに


ゴムを止めていきます。


「どんな風に染まるかな。。。?」とワクワクしながら


ゴムをつけていきます。



そしていざ染めに入ります!



テーチ木(車輪梅)はピンク色。


フク木は黄色なのですね。


どちらもなんとも言えない美しい自然な色。




グツグツ待つこと10分〜15分。


染まっています!


これを媒染液につけます。


今回は発色がとても良いとされる酢酸アルミを使用されていました。


媒染液によって、仕上がりの色が変わるということです。


他の媒染液で使われるのは、銅、鉄、ミョウバンなど。。


昔は塩や酢も利用されていたということです。


これまた10ー15分おきます。

そして絞って2回目!


また染めます。


なんだか濃く染まってきました!!


10−15分たったら取り上げてよくすすぎます!



そしてそして、、、一番ワクワクする瞬間!

ゴムを外す時。。

どんな模様がついているかな??




個性あふれる作品ばかり。

さすが先生の作品も素敵です!



最後は講師の先生が、


とっても大切にされている昔ご自身のお祖母様が織られたという布を見せてくださいました。


その織物に対する想い、昔の人の織物に対する想いなどをお話ししてくださり


とても感動しました。


生徒の皆さんもしっかりと聞いていました。


とってもよい学びの場でした。



そして

自然から生み出される色に

心の底から癒された時間でした!


講師の小原先生、永喜先生

本当にありがとうございました!!!




フク木



テーチ木(車輪梅)

【ご案内】

西阿木名小学校、中学校は

「特別認可制度」という制度が適用されており、

校区関係なく他の学校から入学、転入することができます。

たくさんのお友達をいつでも募集しているので

ご興味がある方は

どうぞいつでもこちらまでご連絡ください!

天城町役場教育員会総務課

0997-85-5226



のせたかこ

繋がりTsunagari 〜徳之島天城町〜Tokunoshima Island Amagi-chou

徳之島のことはもちろん、天城町を主として、天城町地域おこし協力隊として着任したのせたかこが発信していきます。 徳之島、また天城町の様々な風景、色、繋がりを見て感じていきたいと思います。 ーのせたかこのこれまでの活動についてー 【HP】 https://www.takako-nose.com

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