サトウキビは徳之島の主幹産業の一つです。
サトウキビは、価格が安定していること、台風にも強く育てやすいこと(他)
などの理由から サトウキビを栽培されている方が多くいらっしゃいます。
大きなトラックにサトウキビを積んで走っているトラックや
道路にそのサトウキビが落ちている風景は
この時期の当たり前の光景です。(収穫〜製糖期間12月〜4月)
先日徳之島の大きな製糖工場の見学に行ってきました。
工場長によるご丁寧でとてもわかりやすい説明で
砂糖ができるまでの工程がよくわかりました。
そしてその過程から生み出される副産物を有効活用し、何一つ無駄にしないその仕組みに感
動しました!
★砂糖ができるまでの工程★
①サトウキビをハーベスタで収穫(人口減少、高齢化によりハーベスタでの収穫が主流になりました)
②トラックで運び重さを量り、サンプルを抜き取って糖度を調べる
(1日約1,050トン、トラック約150台のきびを集荷!糖度によって価格が決まるそうです)
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③収穫されたサトウキビをトラッシャーという機会を使って枯葉や土砂を吹き飛ばし、そのあと青葉などを手で取り除く(エコ①:ここで出された3トンの副産物は牛の餌として1キロ3円で売り出される)
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④圧縮機でサトウキビからジュースに絞る
この時でた搾りカスのバガスを燃やして蒸気を発生させて電気を作る(エコ②;一般家庭の約1,500軒分の発電ができる!)
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⑤ジュースの中のゴミやアクなどを沈殿させ、網に吸い付けて取り除く(エコ③;沈殿したものは堆肥として無料で提供している)
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⑥綺麗になったジュースを真空の間に入れて炊き、水分を蒸発させる
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ジュースを水飴状になるまで煮詰め、砂糖の結晶を大きくする
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⑦結晶の入った糖蜜を遠心分離機にかけ、結晶(原料糖)と蜜にわける
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できた原料糖は亀徳倉庫へ!1日130トンもできる。
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製品船で本土の精製糖工場へ出荷
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上白糖が売り出される
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厳しい確認やチェック、管理がなされ本土へと出荷される徳之島の原料糖。
普段よく目にするサトウキビを積んだ大きなトラックの理由がわかりそがなんだか嬉しくなりました。
松山工場長、お忙しい中本当にありがとうございました✨
のせたかこ
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